20代からの家作り

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螺旋階段の間取りで後悔しない?27坪コンパクトハウスに9年住んでわかった本音

 

本日の目次

はじめに

 

 

注文住宅の間取りを考えているとき、こんな悩みにぶつかる方は多いと思います。

 

・階段をどこに置けばいいかわからない

・螺旋階段は間取りに影響するの?

・コンパクトな家でも螺旋階段って使えるの?

・実際に住んだら間取りとして後悔しない?

 

間取りを考えるとき、窓の位置やLDKの広さについては情報が多いのですが、「螺旋階段が間取りに与える影響」については意外と情報が少ないですよね。

 

わが家は延床面積27.25坪のコンパクトハウスで、LDKの中央に螺旋階段を採用しています。

 

この記事では、なぜ螺旋階段を間取りの中心に置くことにしたのか、その結果どんな間取りが実現できたのか、9年住んで感じることも含めて紹介します。

家づくりで間取りに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 

わが家の間取りの前提条件

 

 

まず前提として、わが家の条件を紹介します。

 

・延床面積27.25坪

・総2階建て

・LDK約20畳

・吹き抜け約4畳 ・螺旋階段約2畳(LDK内) ・廊下はほぼゼロ

 

延床27.25坪というと、決して広い家ではありません。 当時20代半ばで貯金もほとんどなく、予算の都合上これが精一杯の選択でした。

 

コンパクトな家だからこそ、間取りの一つひとつに意味を持たせる必要がありました。

そしてその中で、一番頭を悩ませたのが「階段をどこに置くか」という問題でした。

 

階段の配置に半年以上悩んだ

 

 

家づくりをしていて、一番頭を抱えたのが階段の配置でした。

 

仕事が休みの日はほぼ毎日コメダ珈琲に行き、何時間も図面と睨めっこしていました。

それでも「これだ」という答えがなかなか出てこない。

 

結局、間取りが決まるまでに半年以上かかりました。

何がそんなに難しかったかというと、階段には矛盾する条件がいくつも重なっていたからです。

 

短いストレート階段は危ない、でもゆとりを持たせると場所を取る。

リビングに設置したい、でも通常の階段だと圧迫感が強くて邪魔になる。

廊下を減らすために家の中央に置きたい、でも中央に置くと余計に圧迫感が出る。

 

27.25坪のコンパクトハウスだから、1畳たりとも無駄にできません。

何度考えてもうまくいかない。

「何かを諦めるしかないのか」とすら思い始めていました。

 

そこから一気に間取りが動いたのが、螺旋階段の存在を知ったときでした。

 

螺旋階段なら約1坪のスペースに収まる。

視線が抜けやすいからリビングの中央に置いても圧迫感が出ない。

デザイン性が高いから、邪魔どころかリビングのシンボルになる。

 

「これだ」と思いました!!

 

螺旋階段を採用すると決めてからは、間取りが急速に決まっていきました。 あれだけ半年以上悩んでいたのが嘘のようでした。

 

螺旋階段が間取りの問題を一気に解決した

 

 

螺旋階段には、普通の階段にはない特徴が2つあります。

 

1. 約1坪のスペースに収まる

 

螺旋階段は縦方向に空間を使う構造なので、設置面積が非常にコンパクトです。

わが家の螺旋階段は約2畳のスペースに収まっています。

同じ空間を一般的な階段で作ろうとすると、踊り場や廊下を含めてもっと面積が必要になります。

 

2. 中央に置いても「邪魔」に感じない

 

螺旋階段は壁が少なく、視線が抜けやすい構造です。

段と段の間から視線が通るため、空間を分断する感じがありません。

デザイン性が高いので、リビングの中央にあっても「邪魔な階段」ではなく「空間のシンボル」として機能します。

 

この2つの特徴のおかげで、「階段を中央に置きたいけど邪魔になる」という矛盾が解消されました。

 

結果として実現できた間取りが以下の通りです。

 

・玄関からLDKまで廊下ゼロ

・LDK約20畳を確保

・螺旋階段がLDKのシンボルに

・吹き抜けと組み合わせて縦の広がりも実現

 

延床27.25坪という制約の中で、これだけの間取りが実現できたのは螺旋階段があってこそだと感じています。

 

吹き抜けと螺旋階段の組み合わせが間取りの完成形だった

 

 

わが家の間取りで特に満足しているのが、吹き抜けと螺旋階段の組み合わせです。

 

吹き抜け約4畳+螺旋階段約2畳で、縦方向に約6畳分の空間がつながっています。

床面積は増えていませんが、視線が上に抜けることでLDKが実際の広さ以上に感じられます。

 

「横に広げられないなら、縦に広げればいい」

 

コンパクトハウスならではの発想ですが、この縦の広がりがLDKの開放感を大きく左右しています。

螺旋階段は視線が抜けやすい構造なので、吹き抜けとの相性がとてもいい。

もし一般的な壁付きの階段だったら、ここまでの開放感は出なかったと思います。

 

間取りを決める前に知っておきたいこと

 

 

螺旋階段を間取りに取り入れる場合、事前に確認しておいた方がいい点もあります。

 

2階に運ぶ家具のサイズは必ず確認する

 

螺旋階段は構造上、大きなものを2階に運ぶことが難しいです。

 

わが家でも引越しのときにベッドのマットレスを吹き抜けから引き上げてもらったり、IKEAのシェルフを解体して運んだりといった経験があります。

 

2階に置く予定の家具は、間取りを決める段階からサイズと搬入経路を考えておくことをおすすめします。

 

設置費用は約65〜70万円を想定する

 

わが家の螺旋階段の設置費用は67万円でした。

一般的な階段と比べると費用はかかりますが、廊下を減らして床面積を効率化できることを考えると、コストパフォーマンスは十分あると感じています。

間取りの効率化によって坪数を抑えられれば、螺旋階段の費用分は十分回収できる可能性があります。

 

家の中央に置くことを前提に間取りを設計する

 

螺旋階段の最大のメリットを活かすには、家の中央に置くことが重要です。

端に置いてしまうと廊下が長くなり、間取りの効率化というメリットが薄れてしまいます。

設計士さんと相談するときは「中央に置く前提」で話を進めるのがおすすめです。

 

螺旋階段で後悔した?9年住んだ正直な答え

 

 

「螺旋階段って後悔しない?」という声はよく聞きます。

結論から言うと、後悔はしていません。

67万円という設置費用に見合う価値があったかどうかで言えば、十分にあったと感じています。

 

まずデザイン面。

9年経った今も来客のたびに話題になりますし、毎日目に入っても飽きません。

これだけのデザイン性を67万円で手に入れられたと考えると、高い買い物ではなかったと思っています。

 

そして間取りへの貢献。

家の中央に配置できたことで、1階も2階もどの部屋へも最短距離でアクセスできるようになりました。

廊下をほぼゼロにできたことで、LDK20畳という広さも実現できました。

 

螺旋階段の67万円は、間取りの効率化という形で十分回収できていると感じています。

 

ただ一つだけ、今も困っていることがあります。

大型家具の搬入です。

 

引越しのときにベッドのマットレスを2階に運ぶ際は、吹き抜けから3人がかりで引き上げてもらいました。

そして実は今も、2階にダブルサイズの使っていないマットレスが置いたままになっています。螺旋階段を通しておろすことができず、かといって吹き抜けから下ろすのも大掛かりになるため、ずっとそのままです。

 

後悔というより「そういうものだ」と割り切っている部分ではありますが、これから螺旋階段を検討している方には正直にお伝えしておきたいポイントです。

2階に置く家具は、最初から「おろせない可能性がある」という前提でサイズを選ぶことをおすすめします。

 

9年住んで感じる間取りへの満足度

 

 

入居から9年が経ち、間取りへの満足度は今も高いです。

 

廊下をほぼゼロにしたことで、家の中の移動がとてもスムーズです。

LDK20畳の広さも、吹き抜けと螺旋階段の縦の広がりのおかげで実際以上に開放的に感じられています。

 

「間取りで後悔していることは?」と聞かれたら、キッチンの腰壁に収納を作らなかったことくらいで、螺旋階段の位置や間取り全体については後悔はありません。

 

27.25坪という限られた面積の中で、螺旋階段は間取りの可能性を広げてくれた存在だったと感じています。

 

さいごに

 

螺旋階段は「デザインのための選択」というイメージがあるかもしれません。

でもわが家にとっては、間取りの問題を解決するための「合理的な選択」でもありました。

「半年以上悩んでいた間取りが、螺旋階段を採用すると決めた瞬間から動き出した」

その経験は今でも鮮明に覚えています。

 

コンパクトな家で間取りに悩んでいる方、廊下を減らしてLDKを広くしたい方にとって、螺旋階段は有力な選択肢の一つになると思います。

これから家づくりをされる方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。