20代からの家作り

20代で家を建てた夫婦の家作りに関するブログです。日々の出来事やインテリアの紹介などをしています!

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建築費1000万円台後半の注文住宅!コストを抑えた家づくりの工夫

本日の目次

はじめに

わが家は2016年に注文住宅を契約し、2017年に入居しました。

当時は現在よりも建築費が安かったこともありましたが、工夫を重ねることで建築費を1000万円台後半に抑えることができました。

今回は、コストを抑えるために行った具体的なポイントについてご紹介します。

 

1. 床面積を最適化し、無駄を削減

 

建築コストを抑える最大のポイントは、床面積を最適化することです。

わが家では、無駄なスペースを省き、有効スペースだけを確保することに重点を置きました。

 

廊下をできるだけ省く

廊下は通路としてしか使わないため、可能な限り削減しました。

その分、リビングや収納スペースを広く取ることで、実際の使い勝手を向上させました。

 

玄関をコンパクトに

玄関は2畳に設定しました。広い玄関や土間収納にも憧れはありましたが、わが家に来るのは家族・友人、そして配達の人ぐらい。無駄に広げるよりも、必要最低限の広さで十分と考えました。

 

収納スペースを工夫

靴の収納スペースは限られていますが、家族全員がもともと靴の数が少ないため問題ありません。

また、子供の三輪車や園芸用品などは屋外の物置を活用することで、玄関の収納スペースを削減しました。

 

2. 造作家具を減らし、コストを抑える

 

造作家具は空間にぴったりとフィットし、見た目も美しいですが、コストがかかるため極力減らしました

 

既製家具を活用

テレビボードや収納棚などは、造作家具ではなく既製品を採用しました。

既製家具は価格が安いだけでなく、その時々のライフスタイルや好みに応じて買い替えができるというメリットもあります。

 

洗面台は造作しつつコストカット

洗面台は造作しましたが、

  • 修正材を使用することでコストを抑える

  • 鏡は収納付きのものではなく、シンプルな収納なしタイプを選ぶ などの工夫を施しました。

それでも木の温もりを大切にしたかったため、既製の洗面台では得られない温かみのある空間にすることができました。

 

オープン収納でコストダウン

棚には扉を設けず、ニトリの「N インボックス」を活用し、統一感を持たせつつスッキリとした収納を実現しました。

扉の設置には追加コストがかかるため、オープン収納にすることで費用を抑えました。

Nインボックス

 

3. 建材のコストを抑える

 

使用する建材の種類によってもコストは大きく変わります。

わが家では、こだわる部分とコストを抑える部分を明確に分けて選定しました。

 

フローリングや壁材の選定

床材には、標準仕様のパイン材を採用しました。

無垢材の温かみや風合いを楽しみたかったため、特にオプションを追加することなく、標準仕様で十分満足のいく仕上がりになりました。

パイン材は柔らかいので傷がつきやすいというデメリットもありますが、経年変化を楽しめることや、肌触りが良いことが魅力です。

コストを抑えつつ、自然素材の温かみを感じられる家づくりができた点は大きなメリットでした。

 

必要な設備の取捨選択

高性能な設備は魅力的ですが、本当に必要なものだけを選びました。

  • 床暖房は設置せず、断熱性能を上げることで快適な室内環境を実現

  • 標準的なキッチン設備を採用し、オプションの追加を最小限に抑える

といった工夫をしています。

 

4. シンプルなデザインを採用

装飾的なデザインを取り入れると、コストが上がることが多いです。そのため、シンプルなデザインを意識しました。

  • 間取りはコンパクトながらも開放感を意識
    コンパクトな空間でも圧迫感を感じないよう、吹き抜けを取り入れたり、大きな窓を採用することで開放感を確保しました。

  • 照明計画もコスト意識
    ダウンライトを多用すると費用がかさむため、シンプルな照明計画を立てました。後から4000円ほどの安価なスポットライトを追加し、空間のアクセントとして活用しています。

 

まとめ

わが家は床面積を最適化し、造作家具を減らし、建材のコストを抑えることで、建築費を1000万円台後半に抑えることができました。

コンパクトながらも無駄のない設計、適材適所の収納、シンプルながらも温かみのある空間作りを意識した結果、コストを抑えながらも快適な住まいを実現できたと感じています。

家づくりにおいてコストのバランスは非常に重要ですが、こだわる部分と削減できる部分を明確にすることで、納得のいく家づくりができると思います。